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PAIN CLINIC

ペインクリニック外科

当院のペインクリニック外科治療の特徴

ペインクリニック当院のペインクリニック外科の治療は、主に「筋肉・腱・関節周囲の腱付着部」 に「トリガーポイント注射」や「腱鞘内注射」を実践しています。「トリガーポイント注射」は診療報酬上では麻酔の項目に分類されていますが、神経ブロック療法とは異なる治療です。現在この「トリガーポイント注射」の治療を受けられる医療機関は限定されています。

院長の室岡は、父のクリニックで父の指導のもと研鑽を積んだおかげで、現在に至るまでこの治療を継続してアップデートしてきています。現在一般的な医療機関では、この「トリガーポイント注射」の治療を受ける機会は稀です。なぜなら「トリガーポイント注射」は医学教育や臨床研修内容に含まれていない治療だからです。当院を受診した患者さんで、このような治療を受けた事がなかったというコメントや、他院を紹介した患者さんから同様の治療をしてもらえなくて不満だったというコメントが聞かれます。それは患者さんにとっては大きな疑問ですが、ある意味どうにもならない現実です。「トリガーポイント注射」の治療自体が大切な治療か否かの議論や、システマチックレビュー等は散見されません。そのため一般的には評価の低い治療として認識されています。しかしながら運動器の「筋肉・腱・関節周囲の腱付着部」の痛み対して、「トリガーポイント:痛みのツボ」の治療は切っても切れない関係にあります。

人間の体の「筋肉・腱・関節周囲の腱付着部」には、筋肉損傷や慢性的な筋肉疲労によって「トリガーポイント」と言われる「痛みのツボ」が出現しています。

東洋医学でもこのような痛みのツボを治療していますが、当院ではこの「痛みのツボ」に「トリガーポイント注射」を行い、肩こりや五十肩や腰痛、坐骨神経痛の患者さんを治療しています。注射の治療と聞くと敬遠されがちですが、当院のトリガーポイント注射に使用する注射針は27ゲージないし25ゲージのかなり細い注射針を使用していますので、注射針自体の痛み刺激は激痛ではありません。

また注射部位は一箇所に沢山注射液を注入するのではなく、多くの「トリガーポイント」の部位に注射液を少量ずつ注入するスタイルです。そのため注射する部位は通常10箇所程度、全身の疼痛で通われている患者さんは30箇所にも及ぶ例があります。これをどう感じるかは人それぞれですが、慢性的な痛みや全身の疼痛で悩まれている患者さんにとっては、とても大切な治療である事は間違いありません。単純に痛み止めやしびれ止めの治療薬を大量に投与され、副作用が出現しても痛みが変わりないと訴える患者さんが受診されます。

また首肩、両腕、腰殿部、両膝、両下肢に動く度に痛みが出るような「全身の慢性疼痛」「線維筋痛症」「筋腱付着部痛」等の患者さんが痛みが改善しないと受診されます。このような患者さんの辛い疼痛を一定の期間遮断する目的で「トリガーポイント注射」や「腱鞘内注射」を行います。もちろん痛み止めや外用剤の処方も行います。また姿勢の矯正指導や筋肉のストレッチ方法等の指導も行います。このように慢性的な痛みも改善するための集学的な治療を行い経過を診ていきます。希望される患者さんには、後述する保険外治療の「衝撃波治療」を加える場合もあります。

留意点として、「トリガーポイント注射」の間隔は毎日頻回にできる治療では無く、1〜2週間に1回の間隔になります。「トリガーポイント注射の治療」は患者さんが指定する部位に注射する治療ではありません。また生理食塩水を注入するハイドロリリース療法とは異なる手法になります。注射をする薬剤はトリガーポイント注射はネオビタカインディスポ®️、腱鞘内注射はケナコルト懸濁液®️と局所麻酔剤の混注、またはデキサート®️と局所麻酔剤の混注を行っています。

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