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RHEUMATOLOGY

リウマチ科・老年内科

当院のリウマチ科の診療について

以前は「関節リウマチ」は不治の病とされ、関節変形に伴う痛みが強く、整形外科医が診療することが多かったのですが、ここ20年で「関節リウマチ」の薬剤治療は躍進し、数々の新薬のおかげで関節破壊の進行を止めて、「関節リウマチ」自体の活動性を制御することが可能になりました。現在では「関節リウマチ」の患者さんは、膠原病内科で診療される機会が増えてきています。院長の室岡は、このような関節リウマチの歴史を経験しています。

 「関節リウマチ」診療のパラドックス(矛盾)と言われる現象があります。

患者さんは手指がこわばったり、手指の第1関節(DIP関節)が変形してくると、自分は「関節リウマチ」ではないかと疑い心配して医療機関を受診します。しかしながら、ほとんどが「関節リウマチ」ではありません、他方、手首の関節や指の付け根の関節(MP関節)が腫れていても長年放置している患者さんがいます。これは「関節リウマチ」の可能性が高いのですが、本人は医療機関も受診せず無頓着です。これが関節リウマチの外来診療でみられる矛盾した現象です。

このような患者さん達の鑑別と診断と治療を実施し、「関節リウマチ」の診断がついた患者さんには早期に生物学的製剤や分子学的製剤等の投与を行い。関節リウマチの炎症の鎮静化と寛解を目標に経過を診ています。

その他にも膠原病に伴う筋肉痛、腱鞘炎、腱炎、関節痛についても、疼痛緩和の治療を実践しています。またステロイド剤内服に伴うステロイド性骨粗鬆症に関しても多くの症例の経過を診ています。ステロイド剤の長期服用による骨粗鬆症の評価を当院で行う事をお勧めします。

Geriatric Medicine
当院の老年内科の治療について

当院では老年内科を診療科目に標榜しています。

高齢の患者さんからも「いったい何を診るのですか」と質問を受けることがあります。
私はかかりつけ医として、なんでも相談に乗りますとお答えしています。

当院を受診する患者さんの高齢化比率は高く、80歳以上の患者さんで占められていて、様々な体調不良も訴えます。当院ではそのような場合もかかりつけ医として対応してきました。例を挙げれば、脱水や熱中症症状に対する点滴治療や、栄養・食事指導、血圧指導、風邪症状やコロナ感染等の対応、皮膚のトラブル、めまい症状、認知障害、消化管のトラブル、頻尿症状等についても真摯に対応しています。当院は院内処方のため、高齢者の患者さんの移動距離を少なくして、極力疲労を増やさないように配慮しています。そのような点についても評価を受けています。

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